2024年は新たな教育のキーワードとなる年と予想されています。ICT支援員にとって特に関連がある3大キーワードを考えてみました。
社会の多様化や情報化の進展、技術革新など、世の中の変化が加速していくなか、未来を生きていく子どもたちの教育の在り方も重要とされています。現在の教育の在り方に対して、さまざまな分野から見直しや改善を行うべきであるという声も上がっています。
2024年に注目の教育キーワード10選
1.生成AI
※初等中等教育段階における 生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン
早いところでは、中学校の授業でChatGPTを使うところが出始めるでしょう。
理由は利用規約:ChatGPT…13歳以上、18歳未満は保護者同意となっているからです。
生成AIのガイドラインでは「最後は⾃分で判断するという基本姿勢が必要となる。回答を批判的に修正するためには、対象分野に関する⼀定の知識や⾃分なりの問題意識とともに、真偽を判断する能⼒が必要となる。」とあります。生成AIを使いこなすためには判断力が必要とされます。
判断力があり、ITスキルが高い学校が漸進的に取り入れる、もしくはモデル校として割り当てられた学校が取り入れることになる可能性があります。
ICT支援員にはAIの導入を先生方から相談されるでしょう。そのため生成AIのガイドラインを今一度読み込んでおくことをお勧めいたします。
Canvaを学校で使っておられる場合、イラストをAIで作成できることをご存じでしょうか?
生成AIの体験としておすすめできるかもしれません。(その際必ず学校側の許可確認をお忘れなく)
2.デジタル教科書
こちらについては2年程前より、中学校や小学校の支援で取り入れているので、導入自体は比較的易しいかもしれません。
支援の際、散見されるのは
- 学校側で管理者ID,パスワードの書類の場所が見つからない
- 動画などを表示するためのQRコードがうまく読み取れない
というトラブルです。
ICT支援員は、学校に常駐しているわけではないので、物の場所についてはノータッチですが、管理者ID,パスワードがないと、ログイン、インストールもできません。
トラブルを防ぐためにも、先生方がマニュアル、書類をとりだされた位置をメモにとっておくのも一つの手です。
QRコードがうまく読み取れないトラブルはタブレットのインカメラで撮った場合で、アウトカメラに変えると読み取れました。ちょっとしたことですが、うまくいかない場合は小さな切り替えを繰り返すことが問題解決になります。
デジタル教科書をすでに導入しておられる場合はマニュアルを読み込みましょう。
3.NEXT GIGA
上記の記事では、早いところでは2024年に30万台の補助がされるということでした。
GIGAスクールの端末は、全国で約939万5658台あるそうです。
私の担当校ではどの学校でも20台以上の端末が故障していますが、他の学校ではもっと多くの端末が故障していると聞きます。
感覚的には少なく見積もっても全体の約5%の端末が故障・不具合を起こしているように見受けられます。
もしGIGAスクールの端末の全体の5%が故障・不具合を起こしているとなると、全国で約47万台の端末が該当します。
しかし今回補助される30万台がその補填分にまわされるわけではありません。
2025年度には要求額(台数)が大幅に増えると、予想されてはいますが、まだまだ手持ちの端末で凌ぐことが求められそうです。
それで、ある程度のトラブルはICT支援員で対応できるようにしておきましょう。