3年目〜ベテラン

「授業の提案をください」すぐ回答できるICT支援員の準備

私にはちょっと苦い思い出があります。

それは美術の先生から「STEAM授業の提案をください」と言われた時のこと。

私はその提案ができませんでした。そのあとその先生から授業の提案をしてほしいと言われることがなくなり、今でもお会いする機会がありますが、その先生から話しかけてもらうことは少なくなりました。

そこでこんな事を考えました。

●提案を求められた授業が、実際にしたことのないものだったら…
●「こんな授業提案があります」とすぐに返すためにどんな準備ができるか?

この記事ではこの2つの質問について考えます。

定義:提案とはそもそもなんですか?

提案と意見の違いを言えますか?

ビジネスシーンでは、意見には「自分の考えを述べて、相手の考えの改善点や課題を伝える」というニュアンスをもちます。「忠告」ほど強い意味はもちませんが、相手への指摘の意味を含んでいます。

一方で、提案には「特定の事柄を具体化するための自身の考え」というニュアンスがあります。ビジネスの場では、ひとつの出来事において関係のある人物が組織や他のメンバーに意見を出す場合に使用されます。

https://u-note.me/note/47494006

その1:焦って答えなくて大丈夫!

質問を受けたときに自分の頭の中で具体的なイメージが出てきますか?

頭の中で動画再生しているかのように授業のイメージが出てきますか?

それともなんとなく曖昧なままですか?

どちらの場合もすぐに答えなくても大丈夫です。

それでもし「授業の提案をください」といわれたら「普段どんな授業をされてますか?」と聞き返してみましょう。「なんでそんなことを聞くの?」と思われるかもしれませんが、先生はもしかすると「提案」より、自分の頭の考えを刺激するための「意見」を求めておられる可能性もあるからです。

もし「意見」を求められているのであれば、普段の授業の内容をよく聞いて、そのことに対する自分の意見を述べましょう。

でもそうではなくて、具体的な事例提案を求められることがあります。

しかも自分がその事例を持っていなかった場合どうしたら良いでしょうか?

その2:他の先生に質問してみる

提案がすぐに出て来なかったら、「次回の来校の際までに、他の学校でどんなことをされているか調べてきますので、時間をいただいてもいいですか?」と答えるのも一つの方法です。

そして他の先生に質問してみてみましょう。

意外と自分が困っていることについては質問しにくくても、他の人が困っていることに対してはスラスラと質問ができたりします。そして、先生は質問に答えることに慣れていらっしゃる方が多いので、アドバイスを求めるととても良い答えを返してくださることが多いです。

それで遠慮なく聞いてみましょう。

「(他の学校)の先生にこんな質問(具体的に)をされました。答えられなくて困ってます。先生はとてもこの科目に精通しておられるようにお見受けしたのですが、どんな風に取り組まれていますか?」

最近例では支援員仲間でロイロノートの資料を作っていると相談がありました。それで具体的な事例がほしいと言われたのですが、私はあまり持っていなかったので、どうしようかなと思い、この時は学校の親しい事務支援員さんに相談してみました。そうしたら、体育の先生でロイロノートを使っておられる先生がいらっしゃると教えてくれて、紹介してくれました。

直接先生に聞く前に、周りの声をかけられそうな職員さんに相談してみるのもおすすめです。


またLINEで先生・ICT支援員の情報交換をしているチャットグループがあります。

オープンチャット「ICT支援員さんと一緒に次の学校をかんがえる部屋」

https://line.me/ti/g2/s2vk8nHw9H05vJ-uZzZ3VNpnX4kWt216MDBGJg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default
こちらでアドバイスをもらうのもお勧めです。

その3:事例はメモして溜めておく

私的メモの取り方を紹介します


●写真を撮らせてもらう
●なるべく5W 2Hでメモを取る
●答えられなかった質問も事例や解決方法をメモ


この「写真を撮らせてもらう」というのはとても簡単なメモの取り方で、しかも提案の際にインパクトがあります。

またICT支援員は地方自治体でどう取り組んでいるか事例を説明しなくてはいけないこともあるので、写真を撮らせてもらうなら、その資料に使えることがあります。

しかし写真は個人情報の塊とも言えますから注意が必要です。撮らせていただく際には


①先生の許可を求める
②許可を求める際には、情報を公開してもよいか尋ねる
③生徒の顔・学校名などが入らないようにアングルを調整する。映ってしまった場合は、ぼかすなどの処理をする


この三点の配慮が必要です。学校によっては、生徒の保護者に生徒の写真を学校だより、ホームページなどに掲載しても良いという許可をとっている場合もあるようですが、それは学校で扱われる情報の場合であることも考えましょう。


また5W2Hとはよく言われることですが、これをメモっておくだけで、使える授業提案になるか、そうでないかが決まってきます。(私はこのメモを取るのを忘れてよく失敗します)

特に「how match?」は大切です。いい提案だなと思っても「別料金がかかります」と言われると「お金がかかるならやらない」ということもあり得ます。


また他のICT支援員さんと情報交換している時に、良い事例を教えてもらうことがあるかもしれません。その時もメモにしておくと、今後の支援に役立ちます。

まとめ:日頃している支援をメモしてレシピ化しよう

授業の提案は「料理のレシピ」を伝えるようなものです。実際に作ったことがあるものでも、「レシピを教えて!」と言われるとすぐに答えられないものではないでしょうか?

それが作ったことのない料理なら、さらに答えられないものです。

それで日頃から授業の提案、事例を「レシピ化」しておくことをお勧めします。

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