「今いる学校のホームページのアクセス数ご存知ですか?」
「今月更新された内容をご存知ですか?」
こう聞くと先生たちは「???」といった風に首を傾げます。
コロナ禍で見直されたはずのホームページ。
残念なことに学校の先生や、職員の方は自分の学校のホームページに興味を持っていないことが多いです。
これでは保護者や生徒にホームページを見てもらい活用してもらうことはできません。
また校長先生やホームページの更新をしている先生から多く聞かれる疑問に「どんな内容にしたら良いかわからない」という悩みをよく聞きます。
それでアクセス数が伸びる時期、どんな情報をアップしたら良いか、読まれるページにするコツを取り上げます。
目次
アクセス数が一番伸びる時期は?
3〜4月で通常の1.5〜2倍に上がる
これは私が担当している10校以上の学校で平均して言えることですが、アクセス数が一番伸びるのはこの時期です。これは新入生の保護者の方が見られるためだと思われます。
誰に宛てて書いたらいいの?
「新入生の保護者」を意識して書く
ページを更新していると、「誰に宛てて書いているのか?」わからなくなり、ただ更新しているだけということもあります。
そうすると内容がはっきりしないので、さらに見られなくなるという悪循環になります。
学校のホームページはどんな人が見に来るでしょうか?
保護者、生徒の他に、学校に関連のある企業、商店、団体、学校のOB、PTAの人などが見に来ることが考えられます。
そういった人たちのニーズを全て満たすのは難しいですが、ターゲットを「新入生の保護者」に設定すれば、比較的多くの人の「知りたい情報」を掲載することができます。
新入生の保護者の方はどんな情報を必要としているでしょうか?
- 新入生保護者説明会の日程
- 入学式の日程
- 新入生の物品販売
- 災害時の対応
- いじめ防止にどう取り組んでいるか
- 年間予定表
- 学校概要
などです。
この中でも最も早くアップ、更新が必要なものは「日程・年間予定表」です。
日程・予定表は早めにアップ
決まっていない情報は(仮)をつける
予定表が決まっていない、日程も確実でないので更新を躊躇われる学校もあります。
しかし保護者の方にとって日程・予定表はとても大事なものです。
働いている方はその日に休みを取らないといけないかもしれません。
行事のためにまとまったお金を取り分けなくてはならないかもしれません。
学校閉庁日などは学校自体が休みのため、緊急の連絡はどこにしたら良いのかといった疑問もあります。
そういった保護者の配慮のためにも、決まっていない日程・予定表には(仮)、もしくは「※この予定は変更されることがあります」と記載をして、早めにアップすることをおすすめします。
新入生保護者説明会は1月に行われるケースが多いので、この時期までには決まった内容をアップしておかれるのが良いでしょう。
「大事な情報」はテキストで
スマホでPDFの文章を読むのはストレス
学校でよくあるケースとして、日程はテキストで表示し、その他の情報はPDFファイルへのリンクを貼っておくということがあります。
しかしスマートフォンでPDFの文章を見るのは大変です。
学校だよりといった緊急性の低い情報であれば、パソコンやタブレットであらためて見てみようと思われるかもしれません。しかしスマートフォンしか持っていない保護者、生徒もいらっしゃいます。
緊急性が高い・重要な情報をPDF化すると、読んでいる側がストレスを感じ、内容をよく見てくれないケースがあるということです。
そして、必要のないときは学校のホームページは見ないということになるかもしれません。
ある教育機関では スマートフォン約65%、 PC約30%、 タブレット約5%の率でホームページを見ていたそうです。
それで読んでほしい、重要な情報はテキストにしましょう。
そうすれば読まれる率が高くなります。
写真・デザインは控えめに
ユーザーは「自分が知りたい情報」しか見ない
アート感覚が優れた先生や、個性的なものが好きな先生から「写真をたくさん載せたい、もっとホームページをカッコよくしたい」といった意見をいただきます。
しかし実際にユーザー側(ホームページを読んでいる人)からすると、写真やデザインはあまり見ていないケースが高いそうです。
ユーザー側が見ているのは「自分が知りたい情報」であり、写真やデザインを鑑賞しに来ているわけではありません。
学校のホームページを見に来た保護者や生徒さんはどんな事を「知りたい」と思っているでしょうか?
それに関連した写真であれば内容をよく読んでいただきやすくなります。
しかしそれを外した写真であれば、ユーザーは「このページには自分が知りたい情報はない」と判断し、すぐに別のページに行ってしまいます。
せっかく時間をかけてホームページを更新したのに大変もったいないことです。
それで写真やデザインにこだわりたくなる時「これは保護者や生徒さんが見たいページになるか?」考えてみましょう。
ページを読んでもらうには?
同じ学校の教職員に感想をもらう
せっかくアップしても自分の学校のホームページに関心がない。これはよくあるケースです。
こういった場合、何年か前にホームページを見て、その内容が「面白くなかった、知りたい情報がなかった」という印象があって、そのイメージがそのままということが考えられます。
そういう場合、ホームページに興味関心を持ってもらうために、「更新したページの感想を聞く」ということが効果的です。
また校長先生にページのアクセス数をお知らせすると大変に興味を持っていただけます。
というのは校長先生によっては「自分の学校のホームページはほとんど見られていない→情報の更新は必要ないのでは?」と考えているからです。
以前私はある学校で、校長先生にその学校の平均アクセス率は、在校生徒数とほぼ同じで、3〜4月は2倍になるとお話ししました。
そうすると次回からホームページの更新のお手伝いを頼まれるようになりました。
せっかくホームページを更新しても内容を読まれなければ、「仕事が増えただけ」という気持ちになり、モチベーションが下がります。
まとめ:「学校のホームページ」更新とICT教育の関係性
私はICT支援員の経験上、ホームページの内容が充実していて活用されている学校ほど、ICT教育に力を入れているという関係性に気がつきました。
それはホームページがICTが意味する「情報通信技術」を使ったものなので、更新の内容に力を入れた学校は、自然とICT教育に取り組みやすくなるということなのかもしれません。
今ひとつICT教育が進んでいない……
そういう場合は、学校のホームページを見直してみてはいかがでしょうか?