「プログラミング」って一体何?聞かれると、ICT支援員も思わず「うーん、何でしょう?」と思ってしまいます。
もちろん答えは「プログラミングとは、コンピュータに意図した動作を行わせるために、まとまった処理手順を作成し、与えること。(IT用語辞典より)」ですが、単にコンピュータを動かすだけなら、今の時代では「プログラミング」について考える必要なく、仕事はできます。
でも「プログラミング的思考」というのは、SEやプログラマーでなくても実は必要な考え方なのです。それをNHKの番組「テキシコー」では10分で学ぶことができます。おすすめしたいポイントを「推し」として説明していきます。
目次
推し1:コンピュータを使わずプログラミング的思考
「プログラミング」というと、頭のイメージに出てくるのは「パソコンの前に座って何やら難しい文字を打ち込んでいる人」かもしれません。
しかし「テキシコー」では「パソコン・コンピューターの類」は一切出てきません。この「パソコン・コンピューターの類」を使わず、「プログラミング的思考」を学ぶやり方を「アンプラグドプログラミング(Unplugged=「電源プラグをつながない」の意味)」と言います。
推し2:仕事で使える「テキシコー」
●コピーをしていて、2枚綴じの文書を1、2の番号を逆に印刷した
●災害備蓄用の水を、消費期限の古いものを手前に、新しいものは奥に移動させたい
●100名以上ある座席を清掃、それを1人でしなくてはいけない
時々こういう面倒臭い、しかも手順がはっきりしているわけではなくて自分でどうしたら効率よくできるか考えなくてはいけないことってありませんか?
結局なんとなく思いつきで手前から、頭に浮かんだ手順から片付けていって、時間がかかったり、途中でめんどくさくなって飽きたり。そしてあとで「効率が悪い」と叱られる?なんていう経験は結構あります。
こういう時に「テキシコー」の「ダンドリオン」「小山田部長(おやまだぶちょう)とテキシコー」がおすすめ。
1つのチャプターが2分程度と短いので休憩時間にちょっと見るにもおすすめです。
推し3:和牛がパントマイム?「プログラム人間」
プログラミングからはちょっと脱線しますが、基本プログラミング言語は英語を元にして作られています。
理由は英語の文法に理由があるのではないかなと思っています。英語は基本になるのが「主語」「動詞」、プログラミング言語も「主語」「動詞(命令文)というのが基本です。
それで日本語のように、「主語」「目的語」「動詞」というのは、プログラミング言語には向かないのかなと思います。また日本語は主語がなくても成立するという言語なのですが、コンピューターは「何をどうする」という命令がはっきりしていないと動きませんので、「察して、主語を足す」などという芸当はできません。もちろん「空気」も読めません。
話が大きく脱線しましたが、「テキシコー」の「プログラミング人間」はそんな曖昧模糊とした日本語で「プログラミング」を再現するというなかなか面白いチャプターになっています。
お笑い芸人コンビ「和牛」の水田さんが黒い服を着て、胴体、背中 腕、足に動作が白く書かれています。
それを川西さんが指示して動かすというものです。
推し4:電力がなくても「こんなところにプログラム」
「でも電力がないとプログラミングってできないよね?」と思った方。「こんなところにプログラム」をぜひ見ていただきたいです。
●郵便配達の組み立て作業
●花火が打ち上げられて光る仕組み
●岐阜県の水を無駄にしない「水舟」
●空きトイレを電力を使わないで教える
電力がなくても、また電気のない時代からプログラミング的思考がされていたのだなとよくわかるチャプターです。
そもそも:「プログラミング」は人間が楽をするためのもの
SE、プログラマーについてイメージするとき、「夜昼も関係なく、コンピューターの前にいて、何か作業をしている働き者」というイメージがあったりします(個人的な偏見です)しかし優秀なSE、プログラマーは「怠け者、どうしたら楽できるか」をいつも考えている人だったりします。
非常に悪い例ですが、こんなニュースがありました。
https://gigazine.net/news/20160614-programmer-forget-code/
プログラマーは自分の仕事を減らすために便利なツールやソフトを作成することができることから、怠け者で愚かな人間ほど優秀と言われることがあるほどです。自作ツールを活用すれば単調で反復的な仕事の生産性を上げられるわけですが、なんと全ての仕事を全自動化して6年間にわたって給与を得ていたプログラマーが、最終的にクビになってしまったというredditの投稿をInteresting Engineeringが取り上げています。
実際にこういう人がいたら、問題ですが、「反復作業、単調なものはコンピューターに押し付けよう」「そのためにどうしたらいいか」といった考え方は、仕事で有利になることは間違いありません。
AIも進歩しているとはいえ、どんなに進歩しても決定を下すのは人間です。そしてそれらを使いこなして、仕事を楽にするという考え方ができるのも人間です。
まとめ:テキシコーはプログラミング的思考って何?という疑問に楽しく答えてくれる番組
ここまで「テキシコー」の魅力を紹介してきました。1回が10分程度なので、楽に見れますし、1チャプターも2〜3分程度なので、忙しい合間にちょっと見たいという方にもおすすめです。