sesに入社し研修中ですがICT支援員の案件があります。これは高校でITを教える仕事らしいですがキャリアアップにはプラスにならなそうですし受けないべきですか?新入社員ながら偉そうですが
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14240147804?__ysp=SUNU5pSv5o%2B05ZOh
こんな質問がありました。
この質問をされた方は、早くキャリアアップしたいという目標があるのだと思われます。
しかしキャリアアップにICT支援員の経験はマイナスになるのでしょうか?
目次
まずは1年ICT支援員をやってみる
ここで質問者さんにアドバイスするとしたら、会社からICT支援員の案件が来ているということなので、ぜひ1年間やってみてくださいということです。
1年経験したらその後要望通りSESになるなら会社にとっても必要な人材になれます。
なぜそう言えるのでしょうか?
そもそもキャリアアップとは?
「より高い能力を身につけて経歴を高め、専門的な知識を身につけること」
専門的な知識という点で言うと,ICT支援員は教育という専門性の高い内容の職種に就くことになります。そしていざ学校で就業すると、元々ITに関連した職種についていた人でも,ICT支援員になると戸惑うことばかりです。それは単にICTの知識だけでなく、教育者として求められる資質、学校運営についての理解、高い人権についての意識など、人格面や、今まで働いていた企業などとは全く違う文化、運営にも理解が必要になってくるからです。
キャリアアップとスキルアップの違い
対してスキルアップとは訓練して積み上げた技術,またはそれを証明する資格などが該当します。
質問者さんはSESでICT支援員の案件を受けたと書いていました。しかしSEの仕事のスキルアップにはならない(開発などがないため)と思ったようです。
確かにICT支援員はSEのように開発をして何かソフトを作ったりするわけではありません。
しかし「先生・生徒」と言ったユーザー側の要望に合わせて,時にはVBAのプログラムを組んだりすることもあります(契約によって異なります)。
また今は小中学校の授業でscratch→Pythonを学ばせるといったケースもあります。
その時生徒の質問に答える、または生徒を育てるといった経験は今後後輩を持った時にきっと役立つスキルになります。
教育関連のアプリ、ソフトの開発の際にも教育現場を実際に経験した人材とそうでない人材は差が出ます。
ICT支援員の業務で身につく!IT業界が求める人材4つの特徴
IT業界が求める人材として下の4つがあるそうです
1.学習意欲が高い。
2.事象の成り立ちを考えることが好き
3.物怖じせず提案できる
4.コンプライアンスに対する意識が高い
https://web-camp.io/magazine/archives/72001
これらはICT支援員が身につけたい特徴とも一致します。
1.学習意欲が高い
というのはICT支援員の必須にスキルといっても過言ではありません。ほぼ毎年新しい機種、新しいソフト、新しい取り組みが出てくるのが学校だと感じます。そういった状況にひたすらついていく、そして学習意欲の高い先生たちをサポートする。これらは学習意欲がないとできません。
2.事象の成り立ちを考えるのが好き
これもICT支援員にとって必要なことです。というのも先生は事象の成り立ちを説明するのがお仕事なのでよく聞かれるからです。ちなみに下の記事は「ICT教育っていつから始まったの?」という質問から作成したものです。
⒊物怖じせず提案出来る
これは「偉そう、going my way」ではなくて、役職や年齢など立場ある人にも言うべきことを、価値観などを尊重しながらはっきりと提案出来るという意味合いだと思われます。
ICT支援員のハンドブックでは最終目的地のthirdStageについてこのように言っています。
「Third Stage(教職員に対して専門的な立場でアドバイスが できる)」
教職員の方は長年教育に携わっておられるのである程度プライドがあります。また新しい教材、機材(特にIT機器)には不信感とも呼べるほど使いたがらない傾向のある先生もいらっしゃいます。
デジタル教材授業準備支援ではThird StageのICT支援員に求められていることとして
「授業や研修で利用する教材 を、インターネットやCD、DVD教材などから検索し、各教材の特徴や効果的な利用方法を理解して、 教職員にアドバイスができる。」と述べています。
先生の教育に対してのプライドを尊重しつつ、新しい教材、機材について提案出来るなら、IT業界で提案する際、客側にも、同じチーム内のメンバーを説得するにも役立つことでしょう。
⒋コンプライアンスに対する意識が高い
- コンプライアンスとは
コンプライアンス(compliance)とは、「法令遵守」を意味しています。ただし、単に「法令を守れば良い」というわけではありません。現在、企業に求められている「コンプライアンス」とは、法令遵守だけでなく、倫理観、公序良俗などの社会的な規範に従い、公正・公平に業務をおこなうことを意味しています。
https://www.staffservice.co.jp/client/contents/management/column022.html
これはICT支援員にとって最も不可欠な意識と言わざるを得ません。
コンプライアンスの一部に情報管理があげられますが、学校は「個人情報の宝庫」のため、普通の企業以上に意識の高さが求められます。
学校で扱う個人情報は企業や団体、また犯罪者にとっても喉から手が出るほど欲しいものに違いありません。
そのため学校、地方自治体に所属する教育委員会は、情報管理を徹底しています。
コンプライアンスには情報管理のみならず、倫理観、公正・公平に業務を行うことも求められます。
ICT支援員ハンドブックの「公平性」という項目でthird stageの支援員はこのように定義されていました。
「豊かな人権感覚を身に付け、公平な態度で教職員及び児童・生徒に接したり公正に支援したりすることができる」
現在の学校は多国籍化しています。地域・場所によりますが、6カ国の子供たちが在籍している学校もありました。
人権感覚というものは頭で考えているだけでは身につきません。色々な国籍、文化背景、年齢層など幅広い人々と接してコミュニケーションをしていく時に身につくものです。
ICT支援員からIT業界に転職するには
このページを読んでおられる方の中にはICT支援員を何年か経験したあと別の業界に転職を考えておられるかもしれません。その中にIT業界に転職したいと思っておられる方もいるでしょう。おすすめ求人サービスをピックアップしました。
【PR】おすすめ求人サービス
IT業界での転職なら@PRO人【運営会社株式会社エスアイイー】
@PRO人】がおすすめできる点
⭕️アドバイザーはIT業界経験者
⭕️アドバイザー1名が担当する上限数10名
相談するアドバイザーに求めるものは人によって違いますが,私の場合は「余裕」です。
話をよく聞いてくれる余裕はとても大切です。求人サービスのアドバイザーでもう話したくないという気分にさせられるのは、こちらが提供したデータのみで話を聞いた気分になっている人です。そういう人から紹介される転職情報は「求めているものと違う」と思ってしまい、結局辞退するケースが多いです。
その点で@PRO人】は「余裕」を感じました。
ITプロパートナーズがおすすめできる点
⭕️週2〜3日の仕事がある
⭕️単価が高い
どんな情報があるか検索してみました。
⚫︎小中学校向け保護者連絡サービスに関わる業務小中学校向け保護者連絡サービスに関わる業務
⚫︎学校向けパッケーソフトの開発を担うPHPエンジニア
⚫︎未経験の情報系学生に対するPython講師
⚫︎学校教育を変えるサービスのアーキテクト責任者
職務経歴書ワンポイントアドバイス
まずICT支援員はどういう職業か書く
ICT支援員という仕事は大変マイナーな仕事です。
全国でICTの数は約5180名と言われています(令和3年度文部科学省調査による)。
これは日本の労働力人口6860万人(2021年)の0.007%です。ちなみに教員の数は幼稚園から大学までで約145万人いると言われています。それでも全労働力人口の2.1%ですから圧倒的な数の違いが伺えるでしょう。
そのためICT支援員という職業がどんなものか簡単に説明する必要があります。
例:私は●●年間ICT支援員として働いていました。ICT支援員とは文科省が推進しているICT(IT)教育を推進するために先生や生徒をサポートする仕事です。
校務のサポートの内容を書く
特にここで「校務のサポート」と書いたのは,「ICT教育の推進サポート」というと、授業でOAインストラクター的な仕事をするのだろう,実際に実務で使える内容なのだろうか?と採用側が考える可能性があるためです。
しかし実際にはICT支援員の仕事はそれだけではありません。校務のサポートや,時にはネットワークの設定など幅広い業務をしている方がほとんどだと思います。
そういった内容も付け加えると効果的でしょう。
ただ注意しておきたい点があります。
一般に職務経歴書は、A4用紙1枚にまとめます。40字×36行=1440字が標準的なA4用紙全体の文字数なので、「志望動機」としては3分の1の、約500文字程度(改行を含み12行が目安)を記入します。
[Hopナビ転職]から引用
ICT支援員として働いていた中で業務の幅が広かった方は,それをすべて書きたくなるかも知れません。しかし職務経歴書は大体A4用紙1枚程度にまとめるのが普通です。できるだけわかりやすく,内容は500文字程度に収めるのがベターでしょう。
仕事とは“やりたい事“より“何が必要か?“
やりたい事、好きな事を仕事にしたい、そしてライフワークバランスを重視したいというのはとても大切な事です。しかし好きな事を仕事にしている人は最初からそれができたわけではありません。最初はそれほど興味がなくても必要とされたり、続けていくうちに好きになっていく仕事もあります。
まずはICT支援員にチャレンジできるチャンスがあるのであればまずは1年間やってみることをお勧めします。そこで身につけたスキルはどこの業界でも役に立ちます。
まずはICT支援員で働きつつスキルアップすることを一考してみてはいかがでしょうか?
