支援員初心者講座

初心者支援員は教育現場の「AD」をまず目指そう

ICT支援員初心者講座

ICT支援員は、まだその存在が誕生して間もない職業です。

また全国でも5820人程度(令和3年度現在)しかいません。

そのためか、ICT支援員の教科書的なものや、カリキュラム的なものはまだまだ少ないです。

そんな特に初心者のICT支援員さんは学校で自分がどんな立ち位置なのか、不安に感じるのではないでしょうか?

それで初心者の支援員さんにおすすめしたいのは、自分は教育現場のアシスタントディレクターだと思って徹することです。

どうしてそう言えるのか授業支援の際の5つのポイントでお話しします。

ちなみに私はアシスタントディレクターの経験はないため、参考資料として、

を引用、参照させていただきました。

またアシスタントディレクター=ADと表記しています。

企画会議→授業支援時先生との打ち合わせ

ADさんは企画会議の際、

  • 会議資料を作成する
  • 会場となるテレビ局・制作会社の会議室を予約する
  • リモート会議の際、Web会議システムのURLを発行し、共有する
  • 会議資料や、筆記用具、案内紙、飲み物や弁当の手配など、必要なものの準備
  • 出席者に会議の日時と場所の連絡
  • 会議当日にリマインド(忘れないように再度連絡通知すること)
  • ホワイトボードに版書き
  • 議事録の作成

といったお仕事をこなされるそうです。

ICT支援員と先生との打ち合わせと共通しているのは

  • 会議資料=補助教材の作成をどうするか。内容などの打ち合わせ
  • オンライン授業の場合、Web会議システムの設定、URLを発行する
  • 端末の準備(タブレット・パソコンなど)

があります。

打ち合わせの際にメモをとっておき、実際の授業(ロケ=授業支援)の際の感じもメモにとっておくなら、先生方の今後の授業に役立つことでしょう。

リサーチ→ICT支援員の必須のスキル

ADさんのリサーチは主に下調べだそうです。企画会議に関係するネタや企画会議で決まった番組制作に必要な情報をリサーチして、会議で提出します。

ICT支援員は下記の状況のときリサーチをします

  • 授業支援の際、利用するサイト、情報の下調べ
  • 他校ではどのように活用されているか
  • タブレットや関連機器のマニュアルが必要なとき
  • 不具合が起きたとき、どんな方法を取れば良いか
  • Excelを用いた校務ファイルの関数・マクロ・VBAをどうしたら良いか

リサーチが幅広い範囲に及ぶので、リサーチ先を一覧にまとめておくのがおすすめです。

ロケハン→授業で使う教室のネット環境、IT機器のチェック

ロケハンとは「ロケーションハンティング」の略で、ロケ地を選ぶ作業のことです。

基本授業は普通教室で授業を行います。しかし、状況によっては、体育館のような特別教室で行うこともあります。また校庭など屋外で行われることもあります。

その際、どの教室であってもネット環境をチェックしましょう。

ネット環境は何階か、そして窓際など、廊下から遠いかでアクセス状況が変わります。通常アクセスポイントは廊下に設置されることが多いので、窓際の方がつながりが悪くなるというケースがよく見られます。そしてアクセスポイントが通常2〜3教室の中間地点に設置されることが多いのですが、時々その間隔が空いて、アクセスポイントの距離から離れている教室もあります。

体育館などの特別教室はアクセスポイントが設置されているか、また設置されていないか確認しましょう。設置されていない場合は、ポケットWifiなど、ネット環境を補填できないか確認しましょう。これは校庭など屋外の場所でも有効です。

仕込み→授業前の準備

仕込みの際ADさんはロケや収録前準備をされるそうです。

ICT支援員は授業支援の前に念入りに準備をします。

この仕込みは授業前だと生徒さんが寄ってきます(小学校低学年のクラスはその傾向が高め)

それにも負けずプロジェクタの準備、タブレットを出すお手伝いなど色々な準備があるので、5分以上かかります。

できるなら、プロジェクタに投影した後、教室の一番後ろまで移動して一番後ろの生徒さんにどれほど見えるか確認すると良いでしょう。

ロケ→授業支援

ロケが該当インタビューからドラマロケなど内容がさまざまなのと同じように、授業支援も普通教室で行うものから、体育館、校庭などさまざまな場所で展開されます。

ADさんがロケの内容に応じて撮影が滞りなくスムーズに進むように動くのと同じように、授業支援の際、ICT支援員は授業がスムーズに進むように支援します。

授業支援の際、基本手を挙げた生徒さんを中心にサポートしていきますが、それだと収集がつかなくなることもあるので、壁際から順繰りに巡回した方が良いケースもあります。ケースバイケースですが、やり方がわからない人と聞いてみて手の上がる確率が多い場合は、順ぐりに巡回をし、そうでない場合は、手を挙げた生徒さんを中心にサポートが効果的な気がします。

ICT支援員さんになる方は、基本的にスキルが高い方が多く,真面目な方が多いです。

そのため,学校で指示がないと,「自分はここにいていいのだろうか?」「初心者の私にできる仕事なんてあるの?」という不安をよく耳にします。

でも誰もが最初は初心者です。

会社から雇用された段階でICT支援員として適性を認められているのです。

まずは学校では「教育現場でのAD」を目指しましょう。

それでも仕事がないとお悩みではありませんか?

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