3年目〜ベテラン ICT支援員 悩み

ICT支援員が読み考えた「ICT活用が進まない本当の理由は〜」

ICT支援員を7年間していて感じる疑問は「ICT教育、またICT機器のメリットは少なからず経験したはずなのに、なぜ学校ではICT教育やオンライン授業が進まないのだろう?」という点です。

また「ICT支援員として学校に行ってもICT教育に積極的なはずの若手の先生と話ができない。どうしたらいいの?」とも考えていたのです。

この二つの疑問は「ICT活用が進まない本当の理由は、教師の中に潜む“使命感”にある」という記事を読んでスッキリしました。

先生は「ICT機器に教える仕事を奪われる」と本能的に感じている?

これは今までのICT支援員の仕事の中で「確かに!」とうなずけるものでした。

以前に教務主任の先生とお話ししていて、「我々教師はいつも生徒の前にいて、引っ張っていかなくてはいけない。だから急にGIGAスクールが始まって困惑している。生徒がその機器を使う前に教師がその内容に精通していなくて、どうやって教えるのか?」と言われたことがありました。

その時は、「GIGAスクールのメリットは、〜のようなことがあり、生徒の学びにつながります」というような答えを返したのですが、私の答えは先生が聞きたい答えではありませんでした。

それは先生が知りたい,解決したかったのは,GIGAスクールのメリットではなく,ICT機器に対する警戒心の方だったからです。

「教員の素晴らしい使命感が、なぜICTの導入や活用においては壁になってしまうのか。それは、ICTによって自分の仕事や役割が失われてしまうように感じるからです。理屈ではなく本能として、自分のしてきたことが奪われるのではないかと警戒してしまうのです。」

https://www.watch.impress.co.jp/kodomo_it/voice/1303577.html

単にICT機器を活用するのを否定するだけでなく、それをサポートする私の存在も時々「必要ない」と感じているのではないか?と思うこともありましたが、この一文がそのモヤモヤをぬぐってくれました。

だから「CT支援員が授業に立ち入るのもダメ、そこまででなくても授業に関わってほしくない」という雰囲気を感じるのかと腑に落ちたのです。

もちろん全ての先生ではありません。積極的にICT機器を使っておられる先生もたくさんいらっしゃいます。

なかなかICT機器を使いたがらない先生,実は「教える使命感」の強い先生なのかもしれません。

そしてその先生にとってはICT支援員という存在は、先生の「教える仕事」を奪うと誤解されているのかもしれません。

ICT支援員が若い先生を「教える機会」を奪っていると警戒されている?

「ICT支援員として学校に行ってもICT教育に積極的なはずの若手の先生と話ができない。どうしたらいいの?」

私はLINEチャットでこんな悩みを相談したことがあります。

オープンチャットICT支援員さんと次の学校を考える部屋

「②については、20代の先生が私に話しかけてくれません😢校長先生や教頭先生にどんな質問をされてもある程度答えたり、普通に話せるようになったICT支援員7年目です(悪く言えばふてぶてしくなったということでもあるのですが)。ところが20代の先生が話しかけてくれず、また私のほうもどう話しかけていいか苦慮しております。こちらも同じような経験をお持ちの方がいらしゃればご教示いただきたいです。」


そうしたらたくさんの方が教えてくださったのですが、その中でも心に刺さった回答がありました。

「むしろ年配の先生と盛り上がれば、若い先生も自分たちで動き始めるでしょう。支援員を必要としないなら結構なことです(^^)それは冗談としても、年配の先生はやりたいことがなくて動けない事が多いですが、若い先生はやりたいことができなくて困ることが多いように思います。」


この質問で少しモヤモヤが晴れた思いがしました。


でも「ICT支援員として学校に行っても20代の先生と話ができないのはなぜだろう?」という疑問は残りました。その質問にもこんな回答が。

女性1
「ICT支援員さんのことを、『一度もお話したことないです』と。
できるから聞かないんじゃなく、先輩方に遠慮している感じでした。支援員さんに聞く前に、学年主任にお伺いを立ててから…みたいな。
支援員さんから、学年主任→若手と繋いで下さったらと。」

こういう声をいただきました。


そして、「ICT活用が進まない本当の理由は、教師の中に潜む“使命感”にある」を読んで、思ったのは年上の先生は年下の先生に「教えたい」と思っている。その点でもICT支援員は「年下の先生を教える仕事」を奪っている存在に見えているのではないかと考えた次第です。


ICT支援員は先生の「教える仕事」がより良く,スムーズに進むようサポートする


この記事を書くにあたり、私も先生の「教える仕事」を知らずに奪っているかもしれない。

または奪っていると誤解されているのかもしれない。

そのため,仕事を依頼されない,話しかけられない可能性があるかもと気がつかされました。

しかしICT支援員は教員免許を持たない限り、「教える仕事」はしません。

先生たちの授業がより良くなるように、そしてその授業がスムーズにいくようサポートする存在です。

そのことを意識しつつ仕事をしていきたいと思います。

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